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こんにちは!前回に続き、宮城県仙台市青葉区にある定義山西方寺を紹介します。
前回の記事はこちら
西方寺には、本堂以外の見どころがたくさんあります。その中からいくつかご紹介します。
西方寺の門を出ると向かって右手、少し歩いたところにあるのが、長命水と呼ばれる湧き水です。

天然の湧水です。ひしゃくが置いてあり、湧き水をいただくことができます。
実は私は、2024年に乳がんのステージ3を宣告されました。治療と手術の結果、がん細胞が消滅したので現在は無治療です。しかし、再発のおそれはありますので、長命水のご利益をいただきたいと思いました。
参詣したのが、とても暑い日だったのですが、湧き水はひんやりとしており、おいしかったです。
長命水の隣には小さいですが池があります。鯉とヤマメと思われる魚がいます。ヤマメは水がきれいなところに生息すると聞いたことがあります。西方寺は山奥の中になるので、水もとてもきれいなんでしょうね。
長命水のそばにある階段を登っていくと、ご神木である連理のけやきがあります。

側には、ご神木について説明が書かれたものがあります。

ご神木の下に、安徳天皇の遺品が埋められているそうです。
壇ノ浦の戦いで入水された、享年8歳の安徳天皇。その遺品を、家臣の方がはるばる壇ノ浦のある山口県から東北の山奥まで、長い時間をかけて運んできたのかと思うと、感無量です。
私にも子どもが二人います。我が子と照らし合わせてみても、たった8歳の男の子が入水したと考えると、胸が痛みます。ここは安徳天皇の墓標ではありませんが、手を合わせずにはいられませんでした。
さて、この連理のけやきを過ぎると、
熊野神社、稲荷神社、定義神社の三社がお祀りされている場所があります。
お寺の敷地内にあるからか、こちらの三社はいわゆる摂社末社規模の、小さなお社に祀られています。
定義神社

定義稲荷神社

狛狐さんたちの前掛けに、ピジュー(スパンコール?)がついていました。珍しいです。なんとなく、狛狐さんたちも誇らしそうというか得意そうなお顔をしています。
もしかしたら、稲荷神社での祈願を叶えてもらった方がお礼に奉納したのかもしれません。感謝の思いがキラキラ光るピジューに込められているような気がしました。
すいません、熊野神社の写真は取り忘れました・・・(汗)
お寺の敷地に神社があるのは、神仏合習の名残でしょうか。この三社の隣には「西方寺歴代飼い犬のお墓」と書かれた墓石がありました。最初は、神社の隣にお墓!?とびっくりしましたが、宗教におおらかな日本らしくて心がほわっとしました。きちんと供養してもらえて、わんちゃんたちも嬉しいでしょうね。
それでは、今回はここまでとなります。
定義山西方寺にはもっと見どころがあるのですが、それはまた今度参詣したときに、改めてご紹介したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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